ゲーメスト伝説の誤植「インド人を右に」なぜ誕生?手書き原稿の真相
ゲーメスト伝説の誤植「インド人を右に」なぜ誕生?手書き原稿の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
詳細を見る
「インド人を右に」という奇妙な文字列が初めて世に出たのは、新声社が発行していた月刊アーケードゲーム専門誌『ゲーメスト』1997年6月号(通巻194号)でした。該当の記事は、株式会社セガ(現・株式会社セガ・インタラクティブ)が1996年末に稼働を開始した最高峰の3Dドライブレースゲーム『SCUD RACE(スカッドレース)』のコース攻略特集です。
問題の誤植は、中級コース「CLASS B」に登場する難所「ウイリアムズコーナー」の攻略解説テキスト内で発生しました。走行ラインやマシンの挙動を制御するための極めて真面目なテクニック解説の冒頭に、突如として以下の文面が印刷されたのです。
「ウイリアムズコーナーの抜け方……ここでインド人を右に」
本来であれば、コーナー進入時にステアリングを切る指示、すなわち「ハンドルを右に」と記載されるべき箇所でした。しかし、何の前触れもなく出現した「インド人を右に」という強烈なインパクトは、読者やプレイヤーに計り知れない衝撃を与え、瞬く間に口コミや初期のインターネット掲示板を駆け巡ることとなりました。