ナス・ジャガイモを救う!テントウムシダマシ対策と益虫見分け方
ナス・ジャガイモを救う!テントウムシダマシ対策と益虫見分け方の重要ポイントを解説します。役立つ情報がチェックできます。
すでに広範囲に食害が広がり、自力での捕殺が追いつかない場合は、登録農薬を適切に使用して一気に密度を下げることが作物を守る唯一の手段となります。
家庭菜園や減農薬栽培で使いやすいおすすめの薬剤には、有機JAS規格で使用可能な天然由来成分の殺虫剤があります。例えば、除虫菊抽出成分を利用した「天然ピレトリン乳剤」や、微生物が生成する有効成分を活用した「スピノサド水和剤(スピノエースなど)」は、収穫前日まで使えるものが多く、テントウムシダマシの幼虫・成虫に対して高い速効性と防除効果を発揮します。
慣行栽培において確実な効果を求める場合、幼虫の発生初期に「マラソン乳剤」や「スミチオン乳剤」、あるいは浸透移行性を持つネオニコチノイド系薬剤(ベニカ水溶剤など)や合成ピレスロイド系薬剤が選択肢となります。ただし、同一系統の薬剤を連続散布すると害虫に薬剤抵抗性が発達するため、異なる作用機序を持つ農薬をローテーション散布することが重要です。
散布のタイミングとして最も効果的なのは、「第1世代の幼虫が孵化し始めたタイミング(6月上旬〜中旬)」です。成虫は硬い前翅(甲羅)に守られているため薬剤が浸透しにくいですが、皮膚の柔らかい若齢幼虫期であれば少量の散布でも劇的な効果を発揮します。散布時は、幼虫や成虫が潜んでいる「葉の裏側」にノズルを向け、薬液がしっかり付着するように散布するのが成功のポイントです。