雲のジュウザの強さと壮絶な最期|なぜラオウを本気で恐れさせたか
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迎えたラオウとの再戦は、『北斗の拳』全編を通じても屈指の名勝負として語り草になっています。雲のジュウザ強さが極限に達したのは、ラオウの鉄壁の守りを突破するために繰り出した秘奥義撃壁背水掌の瞬間でした。
この技は、己の身を完全に無防備にして敵の間合いへと飛び込み、掌から放つ衝撃波を相手の肉体内部へと叩き込むという、文字通り背水の陣を敷いた決死の捨て身技です。ジュウザの放った渾身の一撃はラオウの堅牢な兜を粉砕し、覇王の胸元に確実なダメージを与えました。あとわずか数ミリ深ければラオウの命を絶っていたほどの紙一重の攻防は、読者の息を呑ませました。
しかし、死力を尽くした攻撃もラオウの圧倒的な膂力に阻まれ、ジュウザは両腕を破壊され、致命的な秘孔を突かれます。それでもなお、ジュウザ死亡シーンにおける彼の矜持は折れませんでした。苦痛の中で情報を吐かせようとするラオウに対し、折れた腕と足を使ってラオウの腕を絡め取り、最後まで抵抗を続けました。この雲のジュウザ最期を目にしたラオウは、怒りではなく深い敬意を抱き、自らの手で彼を手厚く葬ることを選んだのです。