『若葉のころ』最終回の真相と現在|伝説の鬱ドラマが残した光と影
今注目を集めている 『若葉のころ』最終回の真相と現在|伝説の鬱ドラマが残した光と影について、多角的な視点を整理して公開しています。
詳細を見る項目詳細・公式データ90年代ドラマの基準編集部の見解・評価放送期間・枠1996年4月12日〜6月28日(全12話)TBS金曜22時1クール11〜12話構成TBS看板枠による最高峰の制作体制平均視聴率16.3%(最高視聴率 20.3% / 関東地区)15%前後がヒットの目安重厚なテーマ性ながら高水準の数字を記録主演キャスト堂本剛(相沢武司役)/ 堂本光一(藤木甲斐役)若手トップアイドルの起用CDデビュー前とは思えない圧巻の演技力主題歌・音楽ビージーズ「若葉のころ(First of May)」/ OP:KinKi Kids「FRIENDS」洋楽オールドナンバーの採用ブームノスタルジーと残酷な現実の対比が完璧
本作のメガホンを取ったのは、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(1994年)や『未成年』(1995年)などで社会派青春ドラマの金字塔を打ち立てていたプロデューサー・伊藤一尋と脚本家・小松江里子の黄金コンビです。繊細な少年の心理描写と過激な社会風刺を融合させた世界観は、当時の若者層のみならず親世代の間でも凄まじい議論を巻き起こしました。
物語の軸となるあらすじと人物相関図は、徹底した「対比」によって構築されています。堂本剛が演じる相沢武司は、母を亡くし、酒に溺れて暴力を振るう父・浩介(根津甚八)と幼い弟妹を養うため、過酷なアルバイトに明け暮れる極貧の高校生。一方、堂本光一が演じる藤木甲斐は、大病院の院長(宅麻伸)を父に持ち、裕福で何不自由ないエリート家庭に育ちながらも、父親からの冷酷な期待とプレッシャーに息苦しさを抱えています。
通う名門私立高校で出会った正反対の二人は、反発し合いながらも次第に互いの孤独を理解し、無二の親友となっていきます。しかし、甲斐の幼馴染であるヒロイン・水野香織(奥菜恵)を交えた切ない三角関係や、親同士の過去に秘められた愛憎と出生の疑惑が浮き彫りになるにつれ、純粋だった友情は逃れられない破滅の渦へと飲み込まれていくのです。