なぜ山窯のうつわに惹かれるのか?製法の秘密と2026年最新動向
なぜ山窯のうつわに惹かれるのか?製法の秘密と2026年最新動向の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
山窯の起源を辿ると、古墳時代(5世紀中頃)に朝鮮半島から伝来した須恵器(すえき)の生産技術へと行き着きます。それまでの平地で野焼きされていた赤褐色の土師器(はじき)とは異なり、山の斜面にトンネル状の穴を掘り進めて築いた「古代山窯」の導入によって、窯内を1,000度以上の高温に保ち、還元炎焼成(酸素を遮断して焼く技法)を行うことが可能になりました。
大阪府南部の陶邑(すえむら)窯跡群や、愛知県の猿投窯(さなげよう)に代表される古代山窯は、強固で水漏れしない青灰色の硬質陶器を次々と生み出しました。平安時代から中世にかけては、日本六古窯(備前、丹波、信楽、常滑、瀬戸、越前)へと発展を遂げ、現代に続く日本の窯業文化の土台を築き上げたのです。