見城徹の現在と伝説の真相|幻冬舎創業者の素顔・資産と名言の深層
見城徹の現在と伝説の真相|幻冬舎創業者の素顔・資産と名言の深層にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
見城徹の経歴を語る上で欠かせないのが、角川書店(現・KADOKAWA)時代の圧倒的な実績と、突如として敢行された独立劇です。慶應義塾大学法学部を卒業後、廣済堂出版を経て角川書店に入社した見城は、文芸編集者として頭角を現し、30代半ばで伝説の雑誌『月刊カドカワ』の編集長に就任しました。
当時の文芸誌の常識を覆し、尾崎豊、村上龍、吉本ばなな、浜田省吾、坂本龍一といった時代を象徴するロックスターや新進気鋭の作家を次々と起用。文字通りの「カルチャーの震源地」を作り上げ、同誌の部数を急拡大させました。取締役編集部長にまで異例のスピードで登り詰めながらも、1993年に突然の退社を決断します。
当時の報道や自著『編集者という病』などの記述を総合すると、角川書店の経営陣を巡るお家騒動や社内政治の軋轢、そして「自らの責任と意志だけで勝負したい」という編集者としての純粋な狂気が独立の引き金となりました。資金繰りもままならないゼロからのスタートでしたが、フジテレビ元会長の日枝久をはじめとする強力な支援者と、彼を信じて角川から追随した少数精鋭の部下たちと共に、1993年11月に幻冬舎を設立しました。