カマキリの卵を発見!孵化時期と室内放置の危険性・種類別の見分け方
カマキリの卵を発見!孵化時期と室内放置の危険性・種類別の見分け方の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
カマキリの産卵時期は秋(8月下旬〜11月上旬頃)であり、交尾を終えたメスは成虫としての短い生涯の最後に卵を産み付けます。カマキリの卵は一般的な昆虫のように卵粒がむき出しになることはなく、「卵鞘(卵のう)」と呼ばれる特殊な保護カプセルに包まれています。
産卵時、メスの体内から分泌される特殊なタンパク質液は、腹部の付属器官によって激しく泡立てられ、メレンゲ状の泡となって排出されます。この泡の中に数十から数百個の卵が整然と産み落とされ、空気中の酸素に触れることで数時間のうちに硬化し、強固な保護層へと変化します。多孔質のスポンジ構造は外気を遮断する優れた断熱材となり、氷点下の寒風や乾燥、さらには鳥や寄生蜂といった天敵の攻撃から中心部の卵を保護する役割を果たしています。
1つの卵鞘から孵化する幼虫の数は種類によって明確な差があります。大型のオオカマキリでは200〜300匹、中型のチョウセンカマキリで150〜250匹、樹木を好むハラビロカマキリで100〜200匹、小型のコカマキリでは50〜100匹程度が一斉に這い出します。しかし、これほど多くの命が一気に誕生しても、成虫まで生き残れる個体はわずか1〜2%(1つの卵から1〜3匹程度)に過ぎません。孵化直後から始まる過酷な生存競争、共食い、外敵による捕食を乗り越えた選ばれし個体だけが、翌年の秋に子孫を残す権利を得るのです。