ベニシアさんの光と影|大原の自宅の現在と夫・梶山正が語る最期
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ベニシアさんは1950年、英ロンドンの由緒正しい名門貴族の家庭に誕生しました。祖父は初代カリスブルック侯爵であり、元英国首相ハーバート・ヘンリー・アスキスの系譜を引く名家として知られています。幼少期は歴史あるカントリーハウス「ケドルストン・ホール」などで過ごしましたが、伝統や格式に縛られた上流階級の生活に強い違和感を抱いていました。
「本当の心の豊かさとは何か」を追い求め、19歳でイギリスを離れてインドへ放浪の旅に出ます。その後、1971年に船で日本へ渡航。東京や長野を経て京都に移り住み、英会話学校の経営などを手がけながら異国の地で自立した道を歩み始めました。1996年には、京都市左京区大原にある築100年を超える古民家と巡り合い、荒れていた庭を再生させながら約百種類以上のハーブを育てる生活をスタートさせます。
この大原での暮らしぶりがNHK関係者の目に留まり、2009年に『猫のしっぽ カエルの手』のレギュラー放送が始まりました。飾らない言葉で語られる日々の営みや、古き良き日本の美しさを再発見する視点は、瞬く間に全国的な共感を呼びました。