昭和へタイムスリップ!飛騨高山レトロミュージアム熱狂の裏側
昭和へタイムスリップ!飛騨高山レトロミュージアム熱狂の裏側の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
館内に一歩足を踏み入れると、そこには映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のワンシーンをそのまま切り取ってきたかのような商店街が広がる。夕暮れどきを思わせる柔らかなセピア色の照明、木造の看板、錆びたトタン屋根。昭和レトロを謳うスポットは全国に点在するが、ここまで当時の質感を徹底して再現した体験型ミュージアムは稀だ。
理髪店の回転ポールが音を立てて回り、タバコ屋の窓口には懐かしい銘柄のパッケージがずらりと並ぶ。驚くべきは、展示品のほぼすべてに実際に触れることができる点だ。黒電話の重たい受話器を持ち上げ、ダイヤルに指を引っ掛けて回してみる。ジーコロコロという鈍い金属音が響く。かつて誰もが日常として過ごしていた時間が、ここでは現在の出来事として息づいている。