軽自動車が事故でぺちゃんこになる真相|トラック追突と生存率の真実
軽自動車が事故でぺちゃんこになる真相|トラック追突と生存率の真実の重要ポイントを解説します。最新トレンドが満載です。
事故現場で激しく潰れた車両を見ると「ボディがペラペラで強度が足りない」と感じがちですが、これには自動車工学に基づいた衝撃吸収構造(クラッシャブルゾーン)のメカニズムが深く関係しています。現代の自動車は、エンジンルームやトランク周辺をあえて潰れやすく設計することで衝突エネルギーを吸収・分散させ、人間が乗る空間(キャビン)への衝撃伝達を最小限に抑える構造が基本です。
一方で、軽自動車には道路運送車両法によって「全長3.40m以下・全幅1.48m以下・全高2.00m以下」という厳格な規格制限が存在します。普通車と比較して前後・左右のクラッシャブルゾーンに使えるスペースが極めて短いため、限られた寸法の中で衝突エネルギーを瞬時に減衰させなければなりません。その結果、外装が限界まで圧縮され、視覚的に「ぺちゃんこ」になったように見えやすいという特徴があります。
現在の軽自動車開発では、超高張力鋼板(ハイテン材)や構造用接着剤を多用し、キャビン剛性の強化と衝撃吸収の両立が徹底されています。外見が大きく損壊していても、ドアが開閉可能で車室内の生存空間が保たれていれば、車両の安全設計としては本来の役割を全うしているケースも多いのが実情です。