世界的コーヒー不作で価格高騰!豆の供給危機と値上げの真相に迫る
世界的コーヒー不作で価格高騰!豆の供給危機と値上げの真相に迫るの要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
世界中で愛飲されるコーヒー豆の約8割は、南米ブラジルと東南アジアベトナムの2カ国で生産されています。現在発生している世界的なコーヒー不作の決定的な理由は、この二大巨頭の生産地を同時に襲った前例のない異常気象にあります。
まず、高品質なレギュラーコーヒーに広く使われるアラビカ種の最大生産国ブラジルでは、主要産地であるミナスジェライス州などを中心に、過去数十年で最悪レベルとされる記録的な干ばつと記録的高温が続きました。開花期に必要な降雨が得られず、結実した豆も小粒にとどまるなど、収穫量が大幅に減少しています。
一方、インスタントコーヒーや缶コーヒーの主原料となるロブスタ種で世界首位のベトナムでも、中東部高原地帯を深刻な干ばつと熱波が直撃しました。追い打ちをかけるようにその後の集中豪雨や台風被害が重なり、樹勢が大きく減退。結果として、アラビカ種・ロブスタ種の双方が同時に大減産に陥るという、市場関係者も予期し得なかった事態に発展しました。