丹生都比売神社の強力なご利益と高野山の謎!空海伝説と見どころ徹底解析
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丹生都比売神社の歴史は、神代の昔にさかのぼります。主祭神である丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ/別名:丹生明神)は、天照大御神の妹神とも伝えられ、稚日女尊(わかひるめのみこと)と同一視される格式高い女神です。大和・紀伊の山々を巡り、農耕や機織り、そして古代において極めて貴重であった朱砂(辰砂・水銀鉱)の採掘技術を民に伝えた後、この天野の地に鎮座したと伝えられています。
この古社が日本の宗教史上、決定的な位置を占める契機となったのが、平安時代初期における弘法大師空海との出会いです。弘仁7年(816年)、真言密教の根本道場を建立するための霊地を求めていた空海は、大和国宇智郡(現在の奈良県五條市付近)で、白と黒の2頭の犬を連れた屈強な狩人に出会います。この狩人こそが、丹生都比売大神の御子神である高野御子大神(たかのみこのおおかみ/別名:狩場明神)の化身でした。
空海は犬の導きによって険しい山道を越え、天野の地で丹生都比売大神に拝謁。女神から神領である高野山の地を譲り受け、金剛峯寺の開創に至ったという記録が『高野春秋編年輯録』などの古文書に克明に残されています。この歴史的盟約により、高野山壇上伽藍には神社を祀る「御社(みやしろ)」が建立され、丹生都比売神社は高野山の総鎮守として、日本における神仏習合(神仏同座)の最高峰の聖地となりました。