伊佐爾波神社を徹底取材!135段の階段と三大八幡造が放つ神威
伊佐爾波神社を徹底取材!135段の階段と三大八幡造が放つ神威を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
伊佐爾波神社の本殿は、大分県の宇佐神宮、京都府の石清水八幡宮と並び称される「日本三大八幡造」のひとつとして、国の重要文化財に指定されています。八幡造とは、切妻造・平入りの前殿(外前殿)と後殿(内本殿)を前後に連結し、その谷間に相の間を設けた独特の建築様式です。
社殿を取り囲む回廊には、極彩色で描かれた唐草模様や、見事な透かし彫りの蟇股(かえるまた)が連なり、桃山時代の豪壮な気風と江戸時代初期の緻密な工芸技術が見事に調和しています。日光東照宮の流れを汲む意匠が四国の地で完全な形で残されている事例は極めて稀少であり、建築学会や文化財保護関係者からも極めて高い評価を受けています。
さらに特筆すべきは、伊佐爾波神社が「和算(日本古来の数学)の聖地」として全国の数学者・研究者から尊崇されている点です。境内には、江戸時代中期から明治時代にかけて奉納された22面もの「算額」が保存されています。算額とは、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、さらなる勉学の発展を祈って奉納された絵馬のことです。松山藩で和算が盛んであった証左であり、現存数・保存状態ともに全国屈指の規模を誇ります。