カット打法は何が悪い?花巻東・千葉選手を巡る禁止理由と真相

カット打法は何が悪い?花巻東・千葉選手を巡る禁止理由と真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。

2013年夏、花巻東高校の快進撃を支えたのが、当時3年生で身長156cmの千葉翔太選手でした。左打席に立つ千葉選手は極端にバットを短く持ち、ファーストストライクから積極的に打ちにいくのではなく、投手に球数を投げさせるために際どいボールを次々と三塁側のスタンドやファウルグラウンドへ弾き返す戦法を徹底していました。

圧巻だったのは3回戦の済美(愛媛)戦と準々決勝の鳴門(徳島)戦です。特に鳴門のエース・板東湧梧投手(現・福岡ソフトバンクホークス)との対決では、1打席で10球以上のファウルを連発し、1試合で実に41球ものボールを投げさせる驚異的な粘りを見せました。千葉選手は四球を選んで出塁し、チームの勝利に大きく貢献。その卓越したバットコントロールは、全国の高校野球ファンから「小さな巨人の知略」として称賛を浴びました。

しかし、その称賛は一転して大騒動へと発展します。準決勝の延岡学園(宮崎)戦を控えたグラウンドで、審判団から千葉選手および花巻東の指導陣に対し、「カット打法は高校野球の特別規則に抵触する可能性がある」として自粛を促す異例の口頭注意が下されたのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest