モダンバレエとは?クラシックとの違いや歴史・大人の始め方まで徹底解説

モダンバレエとは?クラシックとの違いや歴史・大人の始め方まで徹底解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

モダンバレエの誕生を語るうえで外せないのが、20世紀初頭に舞踊界に激震をもたらしたアメリカ人ダンサー、イサドラ・ダンカン(1877–1927)の存在です。

当時、ヨーロッパの劇場を支配していたのは、厳格なコードとコルセット、締め付けられたトウシューズによって様式美を競い合うクラシックバレエでした。これに対し、ダンカンは自著や講演のなかで「自然から遊離した身体の歪曲」と痛烈に批判。古代ギリシャの壺絵に描かれた開放的なポーズに着想を得て、コルセットを脱ぎ捨て、古代風の薄絹(チュニック)を身にまとい、裸足で舞台に立ちました。

彼女の提唱した「魂の中心(太陽神経叢)から湧き上がる衝動を踊る」という哲学は、瞬く間に世界中の芸術運動と呼応。その後、マーサ・グラハムによる「コントラクション&リリース(息を吐いて身体を収縮させ、吸って解放する)」技法や、ドリス・ハンフリーの「フォール&リカバリー(重力への落下と回復)」といった体系的な身体技法へと昇華されました。

日本国内においても、戦前・戦後に石井漠や江口隆哉・宮操子らによってドイツの表現主義舞踊(ノイエ・タンツ)が導入され、「現代舞踊(モダンバレエ)」として独自の発展を遂げてきた歴史があります。全国舞踊コンクールや全日本高校・大学ダンスフェスティバルなどで演じられる創作ダンスの多くも、このモダンバレエの系譜を色濃く受け継いでいます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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