牛の角の構造と神経の秘密|切ると痛い理由や除角の真相を徹底解説
牛の角の構造と神経の秘密|切ると痛い理由や除角の真相を徹底解説を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
牛の角は、外側を覆う「角鞘(かくしょう)」と、内側に存在する「角突起(かくとっき)」という骨組織の二重構造で成り立っています。爪のように表面を削るだけなら痛みはありませんが、根元近くの深部には知覚神経である角神経(三叉神経の枝)と血流を司る血管が網の目のように走っています。
角鞘の主成分は、人間の髪の毛や爪と同じケラチン(硬質タンパク質)です。角の根元にある真皮層(角原基)でケラチンが絶え間なく生成され、内側の骨を取り囲むように外へ外へと押し出されます。この仕組みにより、牛の角は生きている限り一生伸び続ける性質を持ちます。
内側の骨部分は頭蓋骨の前頭骨が直接伸びたもので、成牛になると骨の内部は空洞化し、鼻腔や副鼻腔(前頭洞)とダイレクトにつながります。そのため、成牛の角を根元から折ったり乱暴に切除したりすると、激しい痛みと大出血を引き起こすだけでなく、頭蓋骨内の空洞が露出して重篤な感染症(前頭洞炎)を招くリスクがあります。また、トカゲの尾や鹿の角とは異なり、一度失われた牛の角は再生しません。