村上虹郎と村上淳の親子関係|共演の軌跡と似すぎな声・演技の真相
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二人の関係性を語る上で外せないのが、節目の作品における共演です。決して「親の七光り」や「客寄せパンダ」としての共演ではなく、いずれも映画作品としての純度を極限まで高めたキャスティングでした。
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すべての始まりは、2014年公開の河瀬直美監督作『2つ目の窓』でした。当時、演技経験が皆無だった高校生の虹郎に対し、オーディションを勧めたのは父・村上淳でした。本編でも父子役として共演を果たし、奄美大島の自然のなかで本物の父子がぶつかり合うドキュメンタリーのような緊迫感は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門でも絶賛を浴びました。
さらに2018年の映画『銃』(中村文則原作・武正晴監督)では、主演を務める虹郎を追い詰めるベテラン刑事役として村上淳が出演。現場では一切の馴れ合いを排除し、テストなしの真剣勝負が繰り広げられたといいます。
撮影後の舞台挨拶で、村上淳は「俳優・村上虹郎の集中力と瞬発力には舌を巻いた。一人の共演者として嫉妬すら覚えた」と語り、虹郎もまた「現場に入れば父ではなく、超えなければならない壁のような先輩役者」と語るなど、プロ同士としての張り詰めた敬意を示しました。