糸島またいちの塩の魅力解剖!工房とったんと花塩プリンの真相
糸島またいちの塩の魅力解剖!工房とったんと花塩プリンの真相にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
福岡市街地から車を西へ走らせること約1時間、半島が玄界灘に突き出る「突端(とったん)」に「またいちの塩」の工房は佇んでいます。この地が選ばれた理由は明快です。外海からの清浄な海水と、背後に広がる豊かな森林から流れ込むミネラルが合流する、製塩にとって理想的な環境が整っているためです。
「またいちの塩」を特別なものにしている最大の要因は、竹組みの立体塩田と昔ながらの平釜薪炊きという、手間と時間を惜しまない製法にあります。高さ約10メートルの竹組みタワーの上部から海水を何度も循環・滴下させ、太陽光と海風の力だけで濃度を約10倍にまで濃縮。その後、地元の間伐材を薪にくべ、鉄製の平釜で約3日間かけて煮詰めていきます。
この過程で、釜の表面に最初に浮かび上がる結晶だけをすくい取ったものが希少な「花塩(はなしお)」です。塩のピラミッド状の結晶がサクサクとした独特の食感を生み出し、噛むほどにまろやかな甘みが広がります。一方、釜の底に残った結晶をじっくり煎り上げたものが、普段使いに適したしっとり食感の「炊塩(たきしお)」です。自然の力と職人の五感を頼りに作られる塩だからこそ、工業製品にはない圧倒的な旨みと奥行きが生まれます。