栗城史多氏はなぜなんJで語り継がれるのか?エベレスト挑戦の光と影

栗城史多氏はなぜなんJで語り継がれるのか?エベレスト挑戦の光と影についての真相をご紹介します。

栗城史多氏の挑戦が5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の「なんJ」で爆発的なコンテンツとなった最大の契機は、彼がパイオニアとして推進した生中継配信の実況でした。当時としては画期的だった衛星通信を用いた高所からの動画配信は、視聴者に対してリアルタイムの臨場感を提供しました。

しかし、ネットユーザーが注視したのは感動的な登山ドキュメンタリーの側面だけではありませんでした。標高を上げるにつれて体調不良や天候悪化を訴え、最終アタックを前に撤退を決断するパターンが繰り返されるなか、実況板では「今回も同じ展開になるのではないか」という皮肉交じりの注視が定着していった経緯があります。

ネットスラングとして「下山家と呼ばれる理由」が定着したのもこの時期です。通常、登山における的確な撤退判断は賞賛されるべきリスク管理ですが、事前の過剰なメディア告知や大言壮語と、現場での早期撤退というギャップが繰り返されたことで、なんJ内では一種の定期イベント(お祭り)として消費されていく特異な現象を生み出しました。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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