山田うどん閉店ラッシュの真相|赤字撤退ではなく業態転換が進む理由
山田うどん閉店ラッシュの真相|赤字撤退ではなく業態転換が進む理由の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
店舗数が減っていると聞くと、「経営難による赤字縮小なのではないか」と勘繰りたくなるものですが、運営元である山田食品産業の動きを精査すると、まったく異なる経営戦略が浮かび上がってきます。現在進められているのは、不採算店をただ切り捨てる縮小均衡ではなく、将来を見据えた「スクラップ&ビルド(老朽店舗の廃止と新業態店舗の再構築)」です。
同社は2018年以降、屋号を従来の「山田うどん」から「ファミリー食堂 山田うどん食堂」へと順次変更する大改革に踏み切りました。従来の「男たちのガッツリ飯場」というイメージを脱却し、広々としたテーブル席、清潔なトイレ、禁煙化、ドリンクバーなどを導入。週末に家族連れやシニア層が気兼ねなく立ち寄れるロードサイドレストランへのリブランディングを進めています。
構造上リニューアルが難しい狭小店舗を計画的にクローズさせ、商圏が重なる近隣の優良立地へ統合・移転する。この前向きな新陳代謝こそが、一見すると閉店が相次いでいるように映る「閉店劇」の本質的な理由です。