永六輔の死因と壮絶な闘病録|肺炎に倒れる直前まで握り続けたマイク
永六輔の死因と壮絶な闘病録|肺炎に倒れる直前まで握り続けたマイクにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
永さんの晩年は、想像を絶する病との闘いの連続でした。2010年春に手足の震えや歩行困難を伴うパーキンソン病の診断を受けたことを自ら番組内で公表。病気を隠す芸能人が多かった時代において、自らの不自由な状態を率直にリスナーに明かした姿勢は大きな反響を呼びました。
さらに試練は続き、翌2011年11月には前立腺がんの摘出手術を受け、直後には大腿骨頸部を骨折して車椅子生活を余儀なくされます。ろれつが回りにくくなり、声量が落ちていく過酷な状況に直面しても、永さんは決して喋ることを諦めませんでした。
「病気になった姿も見せるのが僕の仕事」と語り、TBSラジオの冠番組『六輔七転八倒九十分』などに出演を続けました。聞き取りづらい声であっても、言葉の端々に宿る知性とユーモアは失われず、最後のラジオ出演となった2016年6月27日放送回(自宅での事前収録)に至るまで、生涯現役のパーソナリティとしての矜持を貫き通しました。