トヨタを変えた成瀬弘の伝説|豊田章男の師とレクサスLfa事故の真相

トヨタを変えた成瀬弘の伝説|豊田章男の師とレクサスLfa事故の真相に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

今日、自らレースのステアリングを握り「モリゾウ」としてクルマの味を語る豊田章男会長。その類まれなドライビング技術とクルマへの情熱を叩き込んだ張本人こそ、成瀬氏でした。

1990年代後半、当時まだ取締役就任前だった豊田章男氏に対し、成瀬氏は容赦ない言葉を浴びせました。
「月に1回でもいいから、クルマの運転を覚えてほしい。運転のことも分からないのに、クルマのことをああだこうだと言ってほしくない」

創業家の御曹司に対して誰もが遠慮する中、現場のプロフェッショナルとして放たれたこの一言が、豊田氏の魂に火をつけました。豊田氏は成瀬氏を師匠と仰ぎ、助手席での極限走行トレーニングからパイロンスラローム、雨のサーキット走行に至るまで、徹底的なマンツーマントレーニングを受けました。

成瀬氏は「お前が事故を起こしたら俺の責任だ。死ぬときは一緒だ」と言い放ち、命がけで走りの真髄を伝授。この過酷な鍛錬の積み重ねが、後の「GAZOO Racing」立ち上げへと繋がり、経営トップ自らがステアリングを握って車両の味付けを最終判断する現在のトヨタの強固な開発スタイルを形成しました。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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