九州になぜ熊がいないのか?絶滅の真実と知られざる目撃の裏側

九州になぜ熊がいないのか?絶滅の真実と知られざる目撃の裏側の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

九州に熊が存在しない最大の要因は、明治時代から昭和初期にかけて激化した人間による乱獲である。当時、ツキノワグマは農林業を脅かす害獣として容赦なく駆除の対象とされた。さらに、毛皮や高値で取引される熊胆を目的とした狩猟圧が急増。狩人の手が奥山にまで伸びた結果、個体数は目に見える速さで激減していった。

これに拍車をかけたのが、高度経済成長期に伴う「生息地の分断」だ。広大な針葉樹の人工林化や林道建設によって、クマの主食であるドングリが実る広葉樹林が次々と切り開かれた。食料を失ったクマは狭い地域へと孤立し、繁殖の維持すら不可能な状況へ追い込まれたのだ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest