秀吉を戦慄させた北条最大の防御陣!山中城址「障子堀」の秘密

秀吉を戦慄させた北条最大の防御陣!山中城址「障子堀」の秘密にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

本城の防衛力を決定づけたのが、グリッド状に土畝が張り巡らされた「障子堀(しょうじぼり)」だ。障子の桟(さん)のように見えることから名付けられたこの堀は、単なる障害物ではない。堀底に降り立った敵兵は、滑りやすい関東ローム層の粘土質に足をすくわれ、自由に身動きが取れなくなる構造になっていた。

1590年の小田原征伐において、西国から怒涛の勢いで押し寄せた豊臣秀吉の軍勢は、この底なしのトラップを前に足を鈍らせざるを得なかった。堀の壁面には水で練った粘土が塗られており、登ろうと試みた兵は滑り落ち、上から浴びせられる矢や鉄砲の標的となった。土だけで作られた障子堀は、当時最強を誇った秀吉軍の将兵に強烈な心理的恐怖を植え付けたのだ。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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