数週間眠り続ける「眠れる森の美女症候群」原因・過食症状と最新治療
数週間眠り続ける「眠れる森の美女症候群」原因・過食症状と最新治療の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
過眠を主症状とする病気はKLSだけではありません。代表的な睡眠障害である「ナルコレプシー」や「特発性過眠症」との鑑別は、適切な対応策を見出す上で極めて重要です。
それぞれの疾患には、発症様式や付随症状において以下のような明確な相違点が存在します。
【中枢性過眠症の主な違い】
・ナルコレプシー(Type 1 / Type 2):
覚醒維持物質「オレキシン」の欠損などが原因。日中に突発的な強烈な眠気が毎日繰り返し生じます。笑ったり驚いたりした瞬間に全身の脱力が起きる「情動脱力発作(カタプレキシー)」や金縛り(睡眠麻痺)、入眠時幻覚が特徴ですが、KLSのような何週間も連続して眠り続ける周期性や過食は見られません。
・特発性過眠症:
夜間に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中も切れ目なく強い眠気が持続する疾患。目覚まし時計でも起きられない「睡眠酩酊(スリープ・ドランクネス)」が見られますが、症状は慢性的に毎日続き、KLSのように発作期と正常期が完全に分かれることはありません。
・眠れる森の美女症候群(クライン・レビン症候群):
発作期(過眠・過食・精神症状)と寛解期(全くの健康状態)が月単位・年単位で交互に出現する唯一無二の周期性過眠症。間欠期には睡眠検査を行っても全く異常が見られない点が、他の中枢性過眠症との最大の識別ポイントです。