西野七瀬が駆け抜けたアイドル時代。伝説のセンター裏側と独占秘話

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2014年春、8thシングル『気づいたら片思い』で初めてセンターに指名された瞬間、彼女が見せたのは歓喜ではなく戸惑いと涙だった。当時のグループ内には、すでに圧倒的な華を持つメンバーがひしめき合っており、自分のような引っ込み思案な人間がグループの「顔」を務めていいのかという重圧が、重く押し寄せていたという。

だが、その自信のなさと吐露された本音が、かえってファンの庇護欲と熱狂的な共感を呼び起こすことになる。プロデューサーの秋元康は、彼女の持つ「静かなる説得力」を見抜いていた。スポットライトを浴びるたびに押し寄せる不安と戦いながら、彼女は自らの弱さを隠すことなくカメラの前に立ち続けた。涙を拭い、覚悟を決めた横顔は、いつしか「乃木坂46の絶対的エース」と呼ばれるにふさわしい凄みを帯びていく。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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