「関節技の鬼」藤原喜明の現在地 胃がん克服後の情熱と陶芸の魂
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リングを退いたわけではない。今もなお請われればマットに上がり、後輩レスラーや格闘家に直接指導を行っている。彼が教え込むのは、単なる魅せるための技ではない。相手の骨関節を極め、呼吸を奪う本物のサブミッション・格闘技の理論と技術だ。
道場で若手の腕を取り、一瞬で極めてみせる手さばきは実に鮮やかだ。力を込めるのではなく、体重の移動とテコの原理を完璧に理解した動き。締め上げられた若手が思わずタップする音が道場に響く。「技ってのはな、力じゃない。相手の力を利用して理詰めで追い詰めるんだ」。その教えは、現代の総合格闘技やプロレスの現場でも深くリスペクトされており、古き良き関節技の神髄を今に伝える貴重な伝道師となっている。