無限城を操る鳴女の正体と異能!無惨が最も重用した新上弦の肆
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原作漫画を手掛けた吾峠呼世晴の公式ファンブックによって明かされた人間時代の過去は、あまりにも凄惨で異様なものだった。彼女はもともと、鳴かず飛ばずの貧しい琵琶奏者であり、生活費を博打で使い果たす自堕落な夫を抱えていた。ある演奏会の直前、夫の身勝手さに耐えかねて衝動的に金槌で撲殺。その返り血を浴びたボロボロの着物のまま舞台に上がり琵琶を奏でたところ、手が震えて放たれた音色が見事な響きを生み、観客から割れんばかりの喝采を浴びてしまう。
人を殺めた直後にしか最高の演奏ができないという狂気の快感に取り憑かれた彼女は、その後、演奏のたびに辻斬りを重ねるシリアルキラーへと堕ちていった。そして偶然にも無惨を次の標的に選んで襲撃した際、その冷徹な度胸と特異性を気に入られ、鬼へと変貌を遂げたという。株式会社集英社が刊行した関連書籍に記されたこの裏設定は、彼女が持つ不気味な静寂の根底に、救いようのない業が渦巻いていることを物語っている。