70代の血圧はどこまで大丈夫?基準値と健康寿命を延ばす新常識

70代の血圧はどこまで大丈夫?基準値と健康寿命を延ばす新常識の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

日本高血圧学会が策定した『高血圧治療ガイドライン2019』以降、日本の医療現場における降圧目標はより厳格な方向へとシフトしてきた。現在、75歳未満の前期高齢者における診察室血圧の降圧目標は「130/80mmHg未満」、75歳以上の後期高齢者であっても原則として「140/90mmHg未満」が推奨されている。上の血圧である収縮期血圧が140mmHg以上、あるいは下の血圧である拡張期血圧が90mmHg以上の場合、臨床的には高血圧症の診断基準を満たす。

しかし、70代の身体は一様ではない。歩行がおぼつかない人や複数の基礎疾患を抱える人もいれば、現役世代と変わらずスポーツに汗を流す人もいる。そのため、ガイドラインでも忍容性(薬の副作用や体調悪化に耐えられる度合い)を慎重に見極めながら、個別に対応することが推奨されている。一律に「130未満」へ下げることだけが正解ではなく、患者のフレイル(虚弱)の度合いを見ながら、まずは140mmHg未満を中間目標として段階的にコントロールしていくアプローチが一般的だ。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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