サンリオキャラの深層解剖!王道の秘密から新星の裏設定まで
サンリオキャラの深層解剖!王道の秘密から新星の裏設定までの要点を詳しく解説してご紹介します。
1974年に誕生したハローキティは、当初プチパース(小さなビニール製財布)のデザインとして世に送り出された。当時のサンリオは、オリジナルキャラクターによる差別化を模索していた過渡期。無名の白い子猫は、瞬く間に少女たちの日常を席巻した。
このキティを世界的なアイコンへ押し上げた立役者が、三代目デザイナーの山口裕子である。彼女はキャラクターデザインの固定観念を次々と打破した。サイン会でファンと直接対話し、生の声を取り入れてデザインをアップデート。時にはオートクチュールを纏わせ、時にはハードロックとのコラボレーションを敢行した。「口を描かないことで、見る人の感情をそのまま受け止める」というキティの抽象性は、国境や人種を超え、世界共通の言語としてのカワイイ文化を確立させた。
グッズを買う行為は、単なる購買ではない。それは自分自身の感情を表明するメディアとなった。キャラクターマーチャンダイジングの歴史において、キティが見せた柔軟な拡張性は、後のすべてのキャラクタービジネスにおける決定的な指標となったのだ。