つむじが2つある人の天才説と薄毛の噂を毛髪科学で解き明かす

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では、生物学的な観点から見るとどうなのか。医学的な正式名称では「毛旋(もうせん)」と呼ばれるこの渦巻きは、胎児期に頭皮が形成されるプロセスで決定される。胎児が母親のお腹の中で成長する妊娠10週前後、皮膚の細胞が急速に増殖し、頭皮の牽引力や細胞の分裂方向によって髪が生える角度が定まる。日本皮膚科学会の研究論文や公益社団法人日本毛髪科学協会が発信する知見を紐解くと、この毛旋の回転方向や個数は、高度な遺伝学的要因が深く関与していることがわかる。

毛髪科学の分析によれば、つむじが2つ形成されるのは、受精卵から頭皮が組み上がる段階で細胞の回転中心が2箇所に分かれた結果に過ぎない。いわば「生まれ持った頭皮のつむじ(毛旋)の設計図」によるものであり、途中で増えたり減ったりすることはない。左右の巻く向きが時計回りと反時計回りで対になっているケースもあれば、同じ方向に2つの渦が並ぶケースもあり、そのバリエーションは指紋のように一人ひとり異なっている。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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