その白い口内炎は危険?痛みの有無で見分ける病気のサインと治し方
その白い口内炎は危険?痛みの有無で見分ける病気のサインと治し方について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
自己診断の最大の落とし穴は、「口内炎はいずれ自然に治る」という根拠のない思い込みにある。通常のアフタ性であれば、どんなに長くとも10日から14日以内には上皮が再生し、跡形もなく消滅する。もし同じ場所にある白い病変が2週間を過ぎても残っている、あるいは徐々に拡大しているなら、直ちに専門医の門を叩かなければならない。
受診先としては、口腔内の組織診断や粘膜疾患に精通した歯科口腔外科、または舌根部や咽頭領域まで網羅的にスコープ観察が可能な耳鼻咽喉科が最適だ。日本歯科医師会も、早期発見が予後を大きく左右する観点から、かかりつけ歯科医による粘膜チェックと高次医療機関への迅速な連携を推奨している。
専門施設では、組織を綿棒で擦って細胞を調べる細胞診や、特殊な染色液(ルゴール液など)を用いた生体染色、さらには局所麻酔下で組織の一部を採取する生検が行われる。数分程度の検査によって、単なる良性の角化症なのか、異型性を伴う前がん状態なのか、あるいは悪性腫瘍なのかが確定診断される。