ドリアとリゾットの違いを徹底比較!日本発祥の歴史と調理法の真相

ドリアとリゾットの違いを徹底比較!日本発祥の歴史と調理法の真相の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

ドリアとリゾットを分ける最大の要素は、その「生まれ故郷」にあります。欧州の伝統料理だと思われがちなドリアですが、実際は大正から昭和初期にかけて日本で誕生した創作洋食です。1930年頃、横浜の「ホテルニューグランド」の初代総料理長であったスイス人シェフ、サリー・ワイル氏が体調を崩した外国人客のために考案した即興料理がルーツとされています。「喉越しの良い栄養価の高いものを」という要望に応え、バターライスに小エビのクリーム煮とベシャメルソースをかけ、オーブンで焼き上げたのが始まりです。

その後、この贅沢なホテル料理は大衆レストランへ波及し、ファミリーレストランのサイゼリヤが1970年代から展開した「ミラノ風ドリア」の爆発的ヒットによって、日本全国の国民食へと定着しました。「ミラノ風」という名称からイタリア料理と誤認されやすいものの、ドリア自体は日本が世界に誇る洋食文化の金字塔です。

一方のリゾット(Risotto)は、稲作が盛んな北イタリア(ロンバルディア州やピエモンテ州など)で数百年にわたり受け継がれてきた正真正銘のイタリア郷土料理です。ポー川流域で栽培されるカルナローリ米やヴィアローネ・ナーノ米といった大粒の短粒米を用い、サフランで黄金色に染め上げた「リゾット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風リゾット)」などが世界的に知られています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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