時代を狂わせた魔性の美!葉月里緒奈と表現の深淵に迫る真実の記録
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1997年、瀬名秀明のベストセラー小説を映画化した『パラサイト・イヴ』。このSFバイオホラーにおいて、葉月里緒奈が見せた冷徹な美しさは、日本映画における身体表現の新たな地平を切り拓いた。
彼女が演じたのは、人類の細胞内で反乱を起こすミトコンドリアの化身・Eve。無機質でありながら底知れぬ官能性を漂わせるその肢体は、観る者に生理的な恐怖と甘美な陶酔を同時に突きつけた。フルCG技術がまだ黎明期だった当時、異形へと変貌していく絶望的な美しさを支えたのは、テクノロジーではなく彼女自身の身体性そのものだった。衣服を脱ぎ捨て、神話的な存在へと変容していくシークエンスで見せた、透き通るような肌と無表情な美貌。それは、彼女でなければ成立し得ない映像の奇跡だったといえる。