「御朱印がひどい」と叫ぶ参拝者と寺社の苦悩、過熱ブームの裏側
「御朱印がひどい」と叫ぶ参拝者と寺社の苦悩、過熱ブームの裏側の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
こうした泥沼の摩擦を断ち切るため、寺社側も2026年に向けて劇的な構造改革を進めている。参拝者との無用なトラブルを防ぎ、本来の厳かさを取り戻すための具体的な対策が全国で定着しつつある。
まず導入が進むのが、オンライン整理券システムや事前予約制だ。行列を物理的になくすことで待機ストレスを解消し、転売ヤーの買い占めを遮断する。また、直書きによる書き手の過重労働を防ぐため、あらかじめ奉書紙に墨書された「書き置き(紙渡し)」のみに切り替える寺社も主流となった。帳面への直接記帳を完全予約制に絞るなど、メリハリをつけた運用が奏功している。
参拝者側が不快な思いをせず、互いに気持ちよくご縁を結ぶための基本作法も再確認しておきたい。
第一に、必ず本殿や本堂への参拝を最優先で済ませること。第二に、御朱印帳は書いてほしい頁をあらかじめ開き、しおりやカバーを外して両手で差し出すこと。第三に、墨の乾き具合に気を配り、書き手に対して敬意を払った言葉遣いを心がけることだ。これら最低限の礼儀を守るだけで、授与所でのすれ違いは劇的に減少する。