寺島しのぶの親は人間国宝と大女優!家系図と確執を超えた家族の絆
寺島しのぶの親は人間国宝と大女優!家系図と確執を超えた家族の絆にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
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名門に生まれた寺島しのぶさんですが、その生い立ちは決して順風満帆な特権階級の暮らしだけではありませんでした。幼少期から歌舞伎が大好きで、誰よりも稽古に熱中していた彼女の前に立ちはだかったのが、「女性は歌舞伎役者になれない」という梨園の鉄の掟です。
5歳年下の弟・菊之助さんが誕生すると、周囲の視線や期待は一気に跡継ぎである弟へと集中しました。「自分の方が先に生まれ、誰よりも歌舞伎を愛しているのに、女というだけで舞台に上がることすら許されない」。この根深い不条理と孤独感は、思春期の彼女の心に両親への激しい反発と確執を生むことになります。
実家の敷居をまたぐようにして青山学院大学へ進んだ彼女は、名門劇団「文学座」の門を叩きます。「親の七光り」と呼ばれることを極端に嫌い、オーディションを自力で勝ち抜く泥臭い下積みを経験。2003年の映画『赤目四十八瀧心中未遂』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得し、さらに2010年の映画『キャタピラー』では世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しました。自らの実力のみで世界の頂点へ登り詰めたことで、長年抱えていた親への劣等感や葛藤を完全に払拭したのです。