『チャリチョコ』ウンパルンパ徹底解剖!1人165役の撮影秘話と現在
『チャリチョコ』ウンパルンパ徹底解剖!1人165役の撮影秘話と現在の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
『チャーリーとチョコレート工場』を観た多くの人が抱く「なぜ工場内のウンパルンパは全員同じ顔なのか?」という疑問。その真相は、監督ティム・バートンの徹底したこだわりと、ケニア出身のケニア系イギリス人俳優ディープ・ロイ(Deep Roy)の超人的な身体表現にあります。
現代のハリウッド映画であれば、1人の動きをモーションキャプチャーで取り込み、あとはCGで何百人分もコピペ増殖させるのが一般的な手法です。しかし、バートン監督は「デジタルで作られた無機質な群衆」になることを嫌い、実写の生々しい表情と質感を求めました。
その結果、劇中に登場する165人すべてのウンパルンパを、ディープ・ロイが単身で演じるという前代未聞の撮影方法が採用されたのです。
ディープ・ロイは、立ち位置や視線、表情、仕草がそれぞれ異なる165パターンの演技を個別に収録。ブルースクリーンを背景に、カメラの精緻なモーションコントロール技術と縮尺合成を駆使して、気の遠くなるような回数のテイクを重ねて1つの画面に合成されました。一瞬しか映らない背景の1人ひとりに至るまで、彼自身の肉体と演技が宿っています。