衆議院解散でなぜ万歳?失職なのに叫ぶ決定的な理由と歴史の真相
衆議院解散でなぜ万歳?失職なのに叫ぶ決定的な理由と歴史の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
国会で解散時に万歳を叫ぶ慣例は、一体いつから始まったのでしょうか。その起源は明治時代の大日本帝国憲法下の「帝国議会」にまで遡ります。
定説とされているのは、1897年(明治30年)12月の第11回帝国議会解散時、あるいはそれ以前の初期議会での出来事です。当時、政府と激しく対立していた衆議院に対し、明治天皇の名による解散詔勅が伝達された際、薩摩出身の議員などが「天皇陛下万歳」と唱和したのが発端と記録されています。
戦前の帝国議会において、衆議院の解散は「天皇大権」に基づく絶対的な命令でした。そのため、詔勅に対して臣下として敬意を表し、「天皇陛下、万歳」と叫ぶことが絶対の礼儀とされていたのです。
1947年に日本国憲法が施行され、主権が国民へと移行した後も、この形式だけが「国会の慣例」として抜け落ちることなく生き残りました。本来の「天皇陛下万歳」という言葉から「天皇陛下」が抜け落ち、「万歳」の三唱だけが選挙への出陣儀式へと変質しながら受け継がれてきたのが、私たちが目にする光景の正体です。