「塗るだけでサイズアップ」は嘘?美容皮膚科医が語るバストの真相
「塗るだけでサイズアップ」は嘘?美容皮膚科医が語るバストの真相とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
話題の製品の成分表示を確かめると、頻繁に登場するキー成分がある。それが「ボルフィリン」だ。ハナスゲの根から抽出されたサルササポゲニンを主成分とする植物由来の原料で、脂肪細胞の分化や脂質蓄積を促進すると喧伝されている。
メーカー側は自社実験のデータを根拠に「脂肪組織へのアプローチ」をアピールするが、独立した第三者機関による二重盲検比較試験などの厳格な臨床データが乏しいのが現状だ。試験管内(in vitro)での細胞反応と、生きている人間の複雑な生体組織に塗布した場合の効果は全く異なる。局所的に塗布しただけで目的の脂肪細胞だけを選んで増大させる技術は、最新の美容・コスメ産業においてもなお発展途上の領域であり、過剰な期待を寄せるのは禁物だ。