大相撲殺人事件の真相と闇|時津風部屋暴行死の隠蔽と角界の現在
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愛知県警による本格捜査を経て、2008年2月に元時津風親方と暴行に直接関与した兄弟子3人が傷害致死容疑で逮捕されました。国技館を揺るがした刑事裁判は、角界の体質そのものを裁く場となりました。
名古屋地方裁判所および高等裁判所での審理を経て、2011年に最高裁判所で元時津風親方の上告が棄却され、懲役5年の実刑判決が確定しました。裁判所は「弟子の指導・育成を名目にした一方的で理不尽な集団暴行であり、師匠としての責任は極めて重い」と厳しく指弾。実行役となった元力士3名に対しても、親方の指示に従わざるを得なかった従属性を考慮しつつも、懲役2年6月〜3年6月(執行猶予付き判決など)の有罪判決が言い渡されました。
日本相撲協会から前代未聞の解雇処分を受けた元親方は、判決確定後に刑務所へ収監されましたが、服役中の2014年8月、肺がんのため64歳で獄中死(入院先で病死)しました。法的な決着はついたものの、失われた17歳の青年の未来と、遺族が受けた深い心の傷が癒えることはありません。