マスタングの馬はなぜ左へ走る?エンブレムの謎と2026年最新進化
マスタングの馬はなぜ左へ走る?エンブレムの謎と2026年最新進化とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
マスタングのフロントフェイスを眺めると、フォード車おなじみの「ブルーオーバル(青い楕円のFordロゴ)」が見当たらないことに気づきます。リアやステアリング中央に至るまで、主役はあくまでポニーエンブレムです。
この異例のブランディングを断行したのが、後に自動車界の伝説となるリー・アイアコッカ氏でした。1964年の初代登場当時、フォードは実用的なファミリーカーのイメージが強く定着していました。アイアコッカ氏は、若者層に向けた全く新しいスポーティカー「ポニーカー」を創出するにあたり、既存の大衆車ブランドの枠組みを完全に排除することを決断します。
「このクルマは、フォードという会社そのものよりも強い個性を放たなければならない」。その狙い通り、独立した専用エンブレムを冠したマスタングは空前の大ヒットを記録。現在でも、コルベットがシボレーのボウタイを前面に出さないのと同様に、マスタングは単独のプレミアムアイコンとしてグリル中央に鎮座し続けています。