二階俊博の現在と引退の真相|政界のドンが残した功罪と後継者問題
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二階氏を語る上で欠かせないのが、中国や韓国を中心とするアジア諸国との強固な独自パイプです。特に中国政界に対しては、歴代の最高指導層と直接対話ができる日本屈指の「親中派重鎮」として知られていました。2015年には観光業界関係者ら約3000人を引き連れて訪中し、習近平国家主席との単独会談を実現させるなど、冷え込んだ日中関係のパイプ役を務めました。
パンダの誘致や日中民間交流の促進、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでの繁殖実績などは二階氏のパイプの賜物とされています。経済界や観光業界からは「国益に資する現実的外交」として高く評価された一方、保守派やネット世論からは対中弱腰外交の象徴として激しいバッシングを受けました。
独自の太いパイプは日中間の突発的な緊張緩和に寄与した側面がある反面、対中抑止力を重視する安全保障路線とは常に摩擦を生み出し続けました。