岸信介と統一教会の関係はなぜ始まった?国際勝共連合と自民党の歴史
岸信介と統一教会の関係はなぜ始まった?国際勝共連合と自民党の歴史についての真相をご紹介します。
岸信介が切り開いたパイプは、瞬く間に自民党保守派全体へと拡大していきました。冷戦期を通じて構築された「自民党と統一教会」の共生関係は、主に以下の3つの実利によって維持されていました。
第1に、無償の選挙運動部隊と強固な集票力です。勝共連合の信者たちは、自民党タカ派議員の選挙においてポスター貼りや電話作戦、街頭演説の動員を献身的に担いました。人手不足に悩む候補者にとって、無報酬で昼夜を問わず働く若手信者は極めて重宝される存在でした。
第2に、議員秘書の無償派遣です。教団関連の青年信者が自民党議員の公設・私設秘書として送り込まれ、政策決定の現場や事務所の枢要ポストを握るケースが常態化しました。
第3に、政策協調と反共立法運動です。スパイ防止法の制定運動や憲法改正運動において、勝共連合は地方議会での意見書採択を主導するなど、自民党保守派の政策を草の根から強力に後押ししました。宗教的教義とは切り離された「反共・保守」の看板が、癒着を正当化する隠れ蓑となったのです。