永六輔の伝説と生涯!名曲『上を向いて歩こう』と『大往生』に込めた真意
永六輔の伝説と生涯!名曲『上を向いて歩こう』と『大往生』に込めた真意の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
晩年の永六輔は、度重なる病魔との過酷な戦いを強いられました。2010年にパーキンソン病であることを公表。さらに同年に骨折、後には前立腺がんを患うなど満身創痍となり、ろれつが回りにくくなる症状にも見舞われました。
それでも永六輔はマイクの前から逃げ出しませんでした。病気の現実を隠すことなく、呂律が回らない声のままラジオに出演し続け、「老いること、病むこと」を自らの身体を通してリスナーに伝え続けたのです。この壮絶な姿を支え続けたのが、最愛の家族でした。
2002年に先立たれた愛妻・昌子さんへの想いを抱きながら、長女で映画エッセイストの永千絵、次女で元フジテレビアナウンサーの永麻理ら娘たちの手厚い介護を受け、自宅での療養を続けました。そして2016年7月7日、死因となった肺炎のため、83歳で静かに息を引き取りました。最期まで言葉とラジオを愛し抜いた、まさに「大往生」と呼ぶにふさわしい生涯でした。