【千日回峰行】トイレはどうする?阿闍梨の排泄の真相と堂入りの極限実態

【千日回峰行】トイレはどうする?阿闍梨の排泄の真相と堂入りの極限実態について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

千日回峰行の基本は、深夜未明に出発して比叡山の山中を巡る日々の巡拝です。1〜3年目は年100日、1日に約30キロから40キロの巡拝ルートを約6時間かけて歩き、4〜5年目には年200日、後半の京都大廻りでは1日約60キロから84キロもの距離を踏破します。

この間、山道での排泄はどうしているのかという点について、多くの行者は「事前に身体のリズムを完璧に整えてから出発する」ことを基本としています。比叡山全体は仏が宿る神聖な霊峰であり、巡拝ルート上にある260箇所以上の祠や堂宇はすべて祈りの対象です。道中で軽々しく用を足すことは許されず、定められた場所以外での排泄は厳しく慎まれます。

それを可能にしているのが、行中の徹底した食事内容です。阿闍梨が口にするのは、うどんや豆腐、少量の野菜やご飯といった動物性食品を一切含まない低残渣(ていざんさ=消化後に便として残りにくい)な精進料理に限られます。油分や刺激物を徹底的に排除した食事を長期間続けることで、胃腸の活動が極限まで安定し、突発的な便意や不要な老廃物の発生そのものが抑えられる身体へと変化していきます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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