ワイングラス1杯は何Ml?注ぐ量の黄金比と満杯にしない理由
ワイングラス1杯は何Ml?注ぐ量の黄金比と満杯にしない理由についての真相をご紹介します。
オーストリアの名門グラスメーカー「リーデル(RIEDEL)」は、ブドウ品種ごとに最適なグラス形状を開発したパイオニアとして知られる。リーデルのグラスを見れば一目瞭然なように、ボルドー型、ブルゴーニュ型、リースリング型など、品種によってグラスのサイズやボウルの広がりが劇的に異なる。
たとえば、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの力強い赤ワインには縦長で卵型の「ボルドー型(容量約600〜800ml)」が合い、ピノ・ノワールのような繊細で華やかな香りの赤ワインには丸く膨らんだ「ブルゴーニュ型(容量約700〜1000ml近く)」が適している。グラスの全容量がどんなに巨大になっても、実際に注ぐ量は変わらず約120ml前後である点が極めて興味深い。
器の容量がこれほど大きいのは、ワインが舌のどの位置に流れ込むか、そしてアルコールのツンとした揮発香を逃しつつブドウ本来のアロマをどう届けるかを緻密に物理計算しているからだ。グラスのサイズと注ぐ量の比率を守るだけで、同じワインとは思えないほど豊かな味わいの変化を体感できる。