松田聖子「瑠璃色の地球」誕生秘話と世代を超えて愛され続ける真の理由
松田聖子「瑠璃色の地球」誕生秘話と世代を超えて愛され続ける真の理由にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
楽曲の骨格を作り上げたのは、作詞家・松本隆と、作曲家・平井夏美(音楽プロデューサー・川原伸司のペンネーム)の二人です。編曲は、後に日本のポップス界を牽引する名匠・武部聡志が手掛けました。
メロディを受け取った松本隆は、そこに宿る気品と広がりに深いインスピレーションを受け、これまでの「甘いアイドル歌謡」の枠を完全に超越した世界観を構築しました。宇宙の漆黒のなかに浮かぶ青い星を想起させる「瑠璃色」という言葉選び、そして壮大な自然描写のなかに、小さく傷つきながらも生きる人間同士の温かな愛を重ね合わせたのです。
とりわけ多くの人の胸を打つのが、「夜明けの来ない夜は無いさ」という力強いフレーズです。絶望や孤独の淵に立たされたとしても、朝日は必ず昇り、命は巡っていく。母となる準備をしていた松田聖子の神秘的なボーカルと相まって、単なる恋愛ソングにとどまらない「生と祈りの讃歌」として、聴く者の魂を包み込む楽曲が誕生しました。