犬が腰を振る本当の理由とは?メスや去勢後の謎と病気のサインを解説
犬が腰を振る本当の理由とは?メスや去勢後の謎と病気のサインを解説について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
マウンティングのような動作ではなく、「歩行時に左右へ不自然に腰を振って歩く」という状態が見られる場合、行動心理の問題ではなく重大な骨関節疾患が疑われます。
マリリン・モンローの歩き方に似ていることから俗にモンローウォーク(歩行異常)と呼ばれるこの歩行は、骨盤を左右に大きくスイングさせながら後肢を運ぶのが特徴です。一見すると愛嬌のある歩き姿に見えますが、犬にとっては関節の痛みをかばうための苦肉の策です。
この症状の背景にある代表的な病気が犬の股関節形成不全です。大型犬(ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパードなど)に好発する遺伝性疾患ですが、近年では小型犬や中型犬での発症も確認されています。股関節の寛骨臼(受け皿)と大腿骨頭の噛み合わせが緩く、関節炎や軟骨の摩耗を引き起こすことで強い痛みを伴います。
以下のような股関節形成不全の症状や違和感が日常動作に現れていないか、細かくチェックしてください。
- 腰を左右に大きくフリフリと揺らしながらトボトボ歩く
- 階段の上り下りやソファーへのジャンプを極端に嫌がる
- 立ち上がる際、後ろ足に力が入りにくく動作がぎこちない
- 走るときに両後ろ足を同時に揃えて跳ねる「うさぎ跳び(バニーホップ)」をする
- 散歩の途中で座り込み、歩くのを拒否する
これらの兆候に気づいた場合は、決して自己判断で様子を見ず、整形外科に強い動物病院でレントゲン検査や触診を受ける必要があります。