苦悩の梨の恐るべき使い方と構造|実は嘘?暴かれた歴史の真相

苦悩の梨の恐るべき使い方と構造|実は嘘?暴かれた歴史の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

苦悩の梨と並んで中世拷問の代名詞とされるのが「鉄の処女(アイアン・メイデン)」です。内部に無数のトゲが並んだ人型の棺に人間を閉じ込めるという戦慄の装置ですが、これも19世紀に骨董商が古い甲冑などを組み合わせて捏造した完全な創作物であることが歴史的に証明されています。

鉄の処女と苦悩の梨には共通する背景があります。19世紀の近代人たちは、自分たちが生きる合理的な時代を賛美するため、過去の「中世=野蛮で非人道的な暗黒時代」というステレオタイプを強く求めました。

人々の知的好奇心と残酷趣味を満たすため、当時の商人やコレクターは存在しない拷問具を作り出し、ありもしない使い方を解説文として添えました。近代の人々が作り上げた「暗黒の中世像」が、映画や小説、ゲームなどの大衆文化を通じて21世紀まで定着してしまったのです。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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