インバウンド熱狂の先へ——2026年、高山駅が提示する「混雑なき国際観光都市」の新たな解

インバウンド熱狂の先へ——2026年、高山駅が提示する「混雑なき国際観光都市」の新たな解にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

ホームからエスカレーターを上がると、天井高く張り巡らされた木材のぬくもりが訪れた者を包み込む。2016年の橋上駅舎化以来、駅全体が飛騨の伝統美を伝える美術館のような佇まいを見せているが、2026年現在の評価はそれ以上だ。壁面を飾る「飛騨春慶」の塗りや地元産のヒノキ・スギ材は、時間の経過とともに味わい深い深みを増した。

単なる綺麗な駅舎ではない。東西を結ぶ「匠通り」には、地元職人が手がけた工芸品の展示スペースが並び、改札を出た瞬間にこの土地の歴史文化に直面する仕掛けになっている。外国人観光客が足を止め、スマートフォンをかざす光景はもはや日常の一部だ。改札内と改札外をシームレスにつなぐデザインが、旅行者の緊張感を一瞬で和らげる効果を果たしている。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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